· 

proposal

先日、企画設計提案を行った住宅です。

この住まいは、既存の切妻屋根と増築の片流れ屋根を持つ、ふたつの建物を連結する構成から生まれています。
それぞれのボリュームは役割を明確に持ち、生活のリズムに応じて使い分けられる一方、中央のアプローチ空間がそれらを自然に結び、

建築全体に一体感をもたらしています。

 

外観は、地域の風景に溶け込む素朴さと、現代的な緊張感の共存を意図しました。
水平に連続するスリット窓は、外部に対しては控えめでありながら、内部にはやわらかな光を導き、時間の移ろいを感じさせます。
屋根の大きな勾配は、雪国の風土に応える機能性を持ちながら、建築としての力強い輪郭をつくり出します。

 

今回の内部空間の理想を言えば、天井の梁を露わにし、構造そのものを意匠として表し、木の質感や陰影をそのまま生活の背景に取り込みたいと考えました。
床のレベル差や視線の抜けを丁寧に設え、家族それぞれが思い思いの場所で過ごしながらも、気配を感じ合える居住空間に設計しました。