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インターンシップ最終日

インターンシップ期間中、一緒に働いた神戸大学工学部の石黒さん。今日はその石黒さんのインターン期間最終日を迎えることになりました。

約1か月間の短い期間ではありましたが、一緒に働けたこと、大変嬉しく思います。

研修期間中、模型を作製してもらったり、色々な調べものをしてもらったりと、私たちの業務もかなり軽減され本当に助かりました。

この期間中の経験が石黒さんのこれからの人生に於いて、ほんの少しでも良い経験になればと願っています。

私たちにとっては本当に良い刺激となり、良い経験をさせて頂きました。

今日でお別れとなりましたが、これからも影ながら応援させて頂きます。

 

石黒さんにはインターンシップを終えた感想文を書いてもらいました。最後に石黒さんの感想文を投稿しますのでご覧頂ければと思います。

石黒さんありがとうございます。応援しています。

 

以下:インターンシップを終えて 石黒萌夏

今回のインターンシップを通して、改めて建築って面白いなと感じました。

元々自分が建築分野に進もうと考えたのは、モノづくりそのものが好きだったという部分であり、置き換えるならば、美術よりも図工、といった感覚、工作の延長で将来は設計に関わってみたいと思い、建築学科にまずは進学しました。 しかし、atelier Mikiさんでインターンをさせて頂き、お話する中で、建築の中でも芸術の分野にも惹かれるようになりました。 芸術分野にはある形をつくるための理論がありますが、それは音楽にも、絵画にも、そして建築にも通じる部分はあると思います。 はじめは巨匠と言われる建築家は自分とは関係ないという感覚でいましたが、自分たちが今後誰かのために何かをつくる過程でも、彼らの理論をポールのように使って取捨選択していくというやり方も面白いのではないかと気づきました。 というのも、家をつくってほしい誰かが必要とするものに対しては、無数の答えがありますが、それを選ぶヒントとなるものとして、自分自身の経験や知識だけではカバーできないのかもしれない、と考えたからです。 今までは機能性を意識して大学の課題にも取り組んできましたが、機能性の解き方にも無数の答えがあると思いました。 今まではそれに対しても、自分の知識だけでカバーしようとしてきましたが、出口さんの音楽への姿勢を見ていても、音楽を浴びるように、建築でも、知識だけではなく、理論を肌で感じるという感覚も大事だなと感じました。 この分野だけではなく、関係なさそうなところも趣味として行けたらなと思いました。建築旅行も今までは勉強しに行くという気持ちで身構えてあまり楽しめなかったのですが、これからは楽しめそうです。 どんな経験であっても、肌で感じられることは何よりもの価値だなと思いました。

 今回atelier Mikiさんでインターンシップをしていて面白い、楽しいと感じていた最も大きな理由は、お二人とも建築が好きでやっているということを感じながら参加させて頂けたということです。 自分が将来仕事をしていくのがとても楽しみになりました。 実際に間取り図をつくらせて頂いた際にも、少しだけそこに愛着を感じ、同じ条件への有沢さんの答えを見た際に、こう解けるんだ!という、なんとも言えない興奮を感じ、むしろ自分が住みたいとすら思いました。 資料をつくるなどの事務的なお仕事をさせて頂いた際にも、この資料がまわっていって一つの家が建つんだなと思うととても嬉しくも感じました。 また、自分が将来どういう形で仕事をしていきたいのかということも考えながら作業していました。 

atelier Mikiさんの場合は、お二人の共有する価値観、異なる価値観両方が相まってバランスがとれて、一つの家が建つことにつながるということも知り、自分も今後、いろんな価値観の人とバランスをとって仕事をしていくのは楽しそうだなと思いました。 今回学んだたくさんのことを、今後の自分の考え方に取り入れていきたいです。